「こんな猫ちゃん風情でもなれるんなら辞退しようかなと。大看板の三人とは違って、私なんかより弱っちいのでそんなしょぼい席はいらないです」
とんでもねェこと抜かしやがる。
名前がフーズ・フーを叩きのめした場面を見たカイドウさんが上機嫌に笑いながら飛び六胞という肩書きを打診したらこれだ。
それに対してカイドウさんは不機嫌になるどころかさらに機嫌を良くし、その場で叔父貴に電伝虫をかけて名前の近況を伝える始末。
猫ちゃん風情、そんな煽られ方は今までなかったのであろうフーズ・フーが「このクソアマァ!」と名前に襲いかかるが、名前はフーズ・フーをひらりと避けて追い討ちのように狼の足で回し蹴りを放った。
最近やっと見慣れたが容赦ねェな。
フーズ・フーは名前を殺す気だが、名前はそんなの相手にしてらんないと言った態度。
実際に強いのは確かだ。
あの大きな耳で小さな音も聞き取り、親譲りの嗅覚で見える範囲の火薬の匂いなども嗅ぎ取れる。
さらに言えばタフだ、ヤマトを追い回す時にはヤマトが疲れるまでお前はランニングでもしてるのかと聴きたくなるくらい涼しい顔をしていた。
速さも一級品、調子がいいと時速五十キロは超えるのだと胸を張っていたこともある。
ミンク族の血は濃いようで、少しなら電撃を扱うところも見た。
「てめェ……無傷でいられると思うなよ……!」
「実際に何度も私にやられている猫ちゃんがでかいことほざくなよ、猫ちゃんらしくにゃんにゃん人に愛想振り撒いて愛玩されてな猫野郎」
「黙れ犬女!!」
「ほら無傷じゃすまさねえんだろかかってこいよ、わんちゃんが遊んでやっから」
口わっる。
わざとらしく煽るように名前は「わんわーん」なんて口で言って人差し指をくいと曲げた。
唸りもしないのはその必要がないと判断したのだろう、本能が。
……臆病で泣き虫の名前はどこへ?
クイーンがこそこそとおれに「あれ本当に娘ちゃん?何か乗り移ってね?」なんて耳打ちするがおれが知るか。
ジャックは何度も目を擦ってはぱちぱちと瞬きをしているし、この前散々泣かされたうるティとページワンは同じくボコボコにされたことのあるササキの後ろに隠れる。
ブラックマリアは「これがギャップ萌え……!」と変な扉を開きそうだ。
続けさせていいのかこれは。
カイドウさんは電伝虫片手に余興だやらせとけなんて電伝虫越しの叔父貴と笑って酒盛りを始めている。
『おれの娘だぞ、強いに決まってらァ!』
「飛び六胞が弱っちいしょぼい席だからって断られたぞ兄弟!さすがおれの姪だなァ!」
カイドウさんと叔父貴が盛り上がっている傍らフーズ・フーと名前が戦闘を再開した。
フーズ・フーが弱いわけではない。
百獣海賊団に加入する前は船長として率いていたこともある、もちろん戦闘センスも実力もだ。
弱いわけではない、だが名前がそれを上回っただけのこと。
フーズ・フーの指銃を難なく右手の爪で払い、嵐脚を武装色の覇気を纏うことなく正面から右腕で受け止めると器用に尻尾でバランスを取りながら強烈な蹴りを叩き込む。
名前が追撃に出ればフーズ・フーは皮一枚で躱し、代わりになまえの蹴りを受けた壁に罅が入った。
「誰アルか、あの女を可愛い可愛いって言ってるのは……」
「主に大看板の三人だな」
「どこも可愛くないアル!ペーたん見習え犬女!!」
「なんか言った?」
「い、いいいいいい言ってねェ!!」
フーズ・フーの攻撃を受け流しながら名前がうるティを見れば、うるティはさっとまたササキの後ろに隠れる。
まあ、おれからしたら可愛いしな。
クイーンもジャックも可愛いだろ、と首を傾げた。
「余所見たァ余裕だなァ!」
「っ……」
と、その時だ。
名前の死角からフーズ・フーの拳が叩き込まれる。
普通のやつらなら、というかそこそこ強いやつらですらその衝撃で倒れそうなモンなのに、名前は少し顔を歪めただけで微動だにしなかった。
は?と驚愕したのはカイドウさん以外の全員だ。
いや、一応飛び六胞だぞ、フーズ・フーは。
開いている左目を心底面白いとばかりに歪め、名前は笑う。
嘲笑。
……そんな顔は見たくなかったな、可愛いままのなまえが恋しい。
そうは言っても名前は海賊、叔父貴の娘で今では元がつくとはいえ幹部。
叔父貴のところは副船長を除けば幹部は三人だったか、その中で一番懸賞金が高いとくれば……ああ、ここで言う大看板に匹敵するな。
「……ちゃんと腰、乗せてんの?」
「バケモンかクソアマ……!」
「やだな、パパの可愛い娘に決まってんだろ目ェあんのかてめェ」
じゃあ、今度はこっちの番。
フーズ・フーが離れるよりも速く、名前は足を前に出すと左手を握り込んで速く鋭くフーズ・フーの顔面に拳をお返しとばかり叩き込んだ。
避けることもできず真正面から名前の拳を顔で受けたフーズ・フーは吹っ飛び、壁に酷い割れ目を作って倒れ込む。
しん……と静まり返る場。
「はい、私の勝ちィ」
あ、でも無傷じゃなかったから引き分けでもいいよ。
なんてこの場に似つかわしくない可愛い顔で血の滲む唇を舐め、ぴょこぴょこと耳を動かした名前の姿に他の飛び六胞たちは青褪め、クイーンとジャックは申し訳程度に拍手をし、カイドウさんは電伝虫越しの叔父貴と上機嫌に笑った。
……フーズ・フー、動いてねェぞ。
うるティとページワン、ササキが「医療班ー!早く来るアルよ!!」「フーズ・フーが動いてねェー!!」「しっかりしろフーズ・フー!!」と叫ぶ。
そんな中褒めてと言わんばかりに耳をぴょこぴょこ尻尾をふりふりと動かしている名前の視線に負けて頭を撫でてやった。
……酷ェわんにゃんファイトだった。
後にフーズ・フーと名前が乱闘騒ぎを起こす度に第何次わんにゃん大戦と言われることになる。
少しだけ腫れた頬に湿布をキングに貼ってもらった。
自分の犬歯で唇も傷つけたけどそんなに痛くない。
フーズ・フーが懲りずに何度も喧嘩売るのが悪い、私はそれに応じただけ。
でも戦うのは嫌いじゃない、むしろ好きな方。
多分、父親譲りなんだろうな。
「痛くねェか?」
「全然」
「ならいい」
フーズ・フーを叩きのめした後に慌ててカイドウさんにいろいろとごめんなさいと謝ったけど、特にお咎めはなかった。
ほら、特に私に肩書きないし、一応真打ちの中では最強なんでしょ飛び六胞って。
それをカイドウさんの目の前で喧嘩売られたからとはいえめちゃくちゃやっちゃったし……
べしょりと垂れる私の耳を見てカイドウさんは「……お前のそれは素か?素なんだよな?」と確認はされたけど。
いつの間にかパパも電伝虫越しに聞いていたようで、電伝虫からは聞き慣れた豪快な笑い声が聞こえた。
あのねあのねと尻尾を振りながらパパに話している私をクイーンとジャックくんは遠い目をして見ていたような気はする。
「まあ真面目な話をするがよ、名前。真面目に飛び六胞になれ、今飛び六胞はひとつだけ空席がある。おれが飛び六胞に相応しいと思う人間が来るまで埋めてくれりゃいい」
ぴょこぴょこふりふり、耳と尻尾を動かしたままパパと話しているとカイドウさんがそう告げた。
電伝虫の向こうのパパも『そりゃいいな』と納得している。
……えっ、そんなんでいいの?
フーズ・フーに言ったのは煽っていたのもあるけど概ね本心ではあるのも事実。
縄張りの留守番を任されていたっていうプライドもある、幹部だったわけだし、弱くはない自負はある。
けれど同時に新参者がその席に座っていいのかっていうのと、ふわふわした立場じゃ示しがつかないっていうある種の葛藤も。
「うちは実力主義だ。それは兄弟のところでもそうだったんじゃねェか?」
「確かに……」
「その兄弟のところで何してたか言ってみろ」
パパのところでしてたこと。
まあビビりだからって新参者に舐められていたしかかってきた新参者をボッコボコにしたでしょ、パパたちが遠征に出ている時は留守番してたでしょ、その間にただの傘下だと思って舐めてきた海賊や海軍は沈めたでしょ、縄張りでトラブルないかとか上納金の回収とかやってたでしょ、それから……
指折り数えているところでクイーンから「娘ちゃん、もういいわ、十分過ぎる」とストップがかかった。
他にもあるよ?……もういいの?
『てめェクイーン!!おれの娘の話が最後まで聞けねェってのか!!』
「だって十分だろ叔父貴ィ!そのうちキングの変態野郎みてェに拷問してたとか出そうじゃねェか!!」
「あ、拷問は下手くそだったから副船長が拷問し終えたやつを片付けてはいたよ!」
「ほらァ!!」
『あったり前ェだろ!手加減なんざ可愛くねェこと教える必要がねェ!!』
「……なんかズレてねェか?」
ちゃんと片付けは手足拘束したまま海に放り投げました!
パパの怒鳴り声で耳は垂れたし尻尾を足の間に挟んだけど胸を張ればジャックくんがなんか違う……と呟く。
さっきからだんまりの飛び六胞たちへ視線を向ければ勢いよく逸らされた。
「まあいい、で、どうする名前」
頭を抱えたカイドウさんが私を見下ろす。
ちらりとキングを見れば好きにしろと言ってくれた。
「ん……じゃあ、なります。次の飛び六胞が見つかるまで」
フーズ・フーと同じ席だけど、まあ次がすぐ来ればいいよね。
……うん、まあ、そんなすぐに飛び六胞に相応しい人間なんか来ないし、もう少し先になるのだけど。
私の言葉にカイドウさんはウォロロロロと笑い、ぐしゃぐしゃとフード越しに私の頭を撫でた。
「えっ、それで飛び六胞になったの!?」
「うん」
「……しばらく名前が居座れるよ」
「そう……?でもなァ……猫ちゃんなんかでもなれる席だからなァ……」
「猫ちゃん?」
誰だろう。
クソオヤジや大看板、飛び六胞の目を盗んで名前の部屋へ行けばご飯前にお風呂入りなよと言われた。
僕、能力者なんだけど……と言えばじゃあ入れてあげるよ、と名前に首根っこを引き摺られ、今に至る。
名前も一緒に、だけど。
パパから入浴剤もらった、とお湯を張る前に入浴剤を入れ、溜まるまでに僕の背中を流しつつ自分の体も洗っていた。
入浴剤はもこもこの泡入浴剤で、お目にかかったことのない僕としてはとても珍しく感じる。
力は抜けるけれど、名前が支えるよと言って後ろから支えてくれた。
背中に名前の柔らかな胸が当たるけれど、こうしてもらったことがないから心地いい。
思ったよりも名前の素肌と毛並みのコントラストがはっきりしていて目を逸らしたけれど、そういえばミンク族とのハーフなんだったっけ?初対面の時は能力者かと思ったけど。
肩越しに名前を見れば、柔らかい表情で気持ちよさそうにしているし、喉からは控えめにグルルルと音が鳴る。
……首の、ぽつりとある赤い痕は突っ込まない方が良さそうだ、後でキングに雷鳴八卦ぶち込もう。
「でもほら、飛び六胞になったんならヤマトくんの捜索司令出されたら私だけで請け負っちゃえばいろいろ誤魔化せるよ?」
「確かに……!」
父親同士が似た者同士ならきっと子ども同士も似た者同士なのだろう。
僕はクソオヤジが嫌いだし、名前は叔父さんが好きだけど。
名前は僕を片手で支えたまま、器用に狼の右手でお湯の上にある泡の形を整えて遊び始める。
ほらこうするとソフトクリーム、パパの角、私の耳、だなんて幼さが惜しみなく出されていた。
僕よりも年上のはずなのに、なんだか年下みたいに可愛い。
耳の形をした泡を僕の頭に乗せると「ほらお揃い」だなんて笑う。
「そういえばさ」
「うん?」
「キングのどこがいいのか聞いてもいい?」
ちゃんと聞いたことなかったな。
泡を弄んでいた手はぴくりと止まり、それから鋭い爪でぽりぽりと少し腫れた頬を掻く。
「ん……っとね、子どもの頃から、優しいし、久しぶりに会ってからも優しいし、うまく言えないんだけど……」
……優しい?優しいとは?
僕が知ってるキングじゃないんじゃ?
クイーンからも拷問好きの変態野郎って言われてるクソオヤジの右腕が?優しい?うっそォ。
というか子どもの頃に会ったことあるんだ……へえ……
「抱っこしてって言えば抱っこしてくれるし、ビビりの私に根気よく付き合ってくれるし、兄貴分だったよ」
「ふーん……あのキングがねェ……」
兄貴分が過去形になっているのは多分そういうことだろうな。
やっぱり雷鳴八卦一回じゃ済まさない、何発かぶち込む。
だって手ェ出したってことじゃん、パクリと食べたわけじゃん、僕の姉さんに。
別にやめときなよとか言うわけじゃないけれど、だって名前が嬉しそうに幸せそうに笑うから。
「すきだよ、パパとは違う好き」
「そっか……」
釣られて思わず僕も笑ってしまう。
名前がここへ来て、僕もちょっとだけ変わったような気もするんだ。
クソオヤジから逃げ回って、挑んで敗れて。
糸を張り詰めたように生きていた。
でも、名前が来て、僕と関わってくれて。
普段なら僕に食事を与えたり衣服を与えたりする親切な人は尽くクソオヤジによって消されていたけれど、名前はそんなことされない。
クソオヤジに僕を探せって言われていても、無理をしてクソオヤジに引き渡したりしない。
こんなに安らかに過ごせたのは今までなかったなァ。
ふふ、とふたりで笑っていると、名前が耳をぴくりと動かして表情を固くした。
「名前?」
「……誰か来た」
「え!?」
「しー……多分、キングだと思うけど……」
あいつなんで名前の部屋に来てんだよ!!
口を手のひらで押さえ、名前のように耳を立てればコツコツと聞こえる足音。
確かに、歩幅からクソオヤジや大看板たちと同じくらいの身長だ。
クソオヤジやクイーン、ジャックはドスドス歩くけれど、三人に比べれば控えめな足音から消去法でキングだとわかる。
「……ヤマトくん、しばらく息止められる?」
「少しなら、多分」
「最悪潜ってね、泡で見えないはずだけど……」
なんてこったい。
足音は浴室の前で止まり、それからコンコンとノックされた。
「名前、風呂か?」
「う、うん!お風呂!」
「……話し声が聞こえた、まさかと思うが誰もいねェよな」
「いっ、ない、私だけ」
「確認だけさせてくれ」
あっ、やばいやつ。
僕は名前に言われた通り、勢いよく息を吸ってそのまま湯船に潜った。
ドアが開く直前、名前が僕のいるところに泡をかき集める。
デリカシーどこ置いてきたお前!!
いくら名前だからって女の子が風呂入ってんのに開けるか普通!
「ど、したの……?」
「いや……ヤマトぼっちゃんの衣服があったからな」
そうだ脱いでいたんだ!
ご飯はまだ持ってきていなかったのが不幸中の幸いか。
早く出てけェ……
「さっき、いたけど……着替えたらどっか行っちゃった……」
「……」
「……」
無言が怖い。
名前も無意識か尻尾を足の間に挟む。
わかる、怖いよね。
名前はいない、ちょっと鼻歌歌ってただけ、と首を横に振り自然な言い訳をしていた。
するとふっと少し暗くなる。
多分、キングが近くまで来ているからだと思うけど……だから、デリカシー!!
「……」
「……」
「……そうか、悪かったな」
「ん、ううん……」
「食事が終わったら部屋に来るか?」
「行く!」
「なら後でな」
少しだけ名前の体が揺れた。
撫でられたのかな?
影はなくなり、また明るくなると同時に浴室のドアの開閉音が聞こえ、足音は遠ざかっていく。
ぷは、と水面から顔を出して息を吸えば名前は大丈夫?と僕の顔を覗き込んだ。
「びっくりした……」
「……名前、怒っていいんだよ!キングでも女の子がお風呂入ってんのにここまで来ちゃだめだろ!!」
「あの様子で断れると思う……?私が……」
「……無理だね」
「でしょ!?」
ふたりで顔を見合わせて、どちらからともなく笑う。
危ない危ない、本気で。
……決めた。
明日、後ろから雷鳴八卦で急襲してやろう。
ご飯食べよ、と名前に体を支えてもらいながら風呂から上がり、グッと拳を握り締めた。
名前
狼のミンク族と人間のハーフ。
何度目かわからないけれどフーズ・フーを叩きのめして実力の差を見せつけ、とりあえず飛び六胞になった。
戦闘後ということもあってちょっとテンション高め。
戦うのは好き、本来ならもっとテンション高く暴れるし口も悪い。
ヤマトと裸の付き合いをしてたらキングが来てちょっと焦った。
この後はキングのお部屋で健全に寝るだけ。
キング
フーズ・フーとの戦闘を最初から見るのは初めて。
は?あんなに口悪い?顔、顔……!悪い顔してるんだが……!?可愛い名前の面影がねェ!?
大看板じゃなかったらスペキャしてた。
強いのは安心するけれど、あまりにも普段の臆病な泣き虫からかけ離れているから何度も首を傾げる。
部屋に来るかお誘いに来たら浴室から話し声みたいなものが聞こえたのでつい確かめに浴室に来た。
ヤマトがいる?……いやまさかな。
気づいていたかもしれないし、気づいていなかったかもしれない。
次の日、ヤマトから雷鳴八卦の急襲を受けた。ので返り討ちにした。
カイドウ
飛び六胞の席を弱っちいしょぼい席と言われて爆笑。
さすが兄弟の娘、おれの姪!
カイドウの兄弟分
おれの娘だぞ!!
大看板
何か乗り移ってんじゃね?
飛び六胞
わんにゃんファイト、わんにゃん大戦と呼ばれる騒動が何度も起きるのでその度にフーズ・フーは叩きのめされるし、他の飛び六胞は急いで医療班を呼ぶのが定着する。
えっこいつも飛び六胞!?は?なんでェ!?
どう入れ替わりがあるのかわからないので原作軸のメンバーはいるけれど席はひとつだけ空いていた。
ヤマト
ご飯!の前にお風呂に連れてかれた。
名前がいるから比較的穏やかに生活できている。
能力者だからね、支えてもらわないとお湯に浸かるのは好きじゃない。
次の日、キングの後ろから雷鳴八卦で急襲する。返り討ちにされたけど満足。
「姉さんに手ェ出すばかりか風呂まで来やがって変態野郎!!」
誤解八割事実二割。