羽瀬山とバーにて
「あ、待ってたわぁ羽瀬山さん」目の前の女が弓なりに目を細めた。甘ったるい声とは裏腹に純粋に嬉しさを表す表情に毒気を抜かれる。俺が女の──の隣に座ればお疲れ様、とが微笑んだ。相変わらず何が嬉しいのかねえ、二回り近く離れているおっさんを捕まえて…
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オーナーと花見酒をする
先にシャワーを浴びさせてもらったのでバスローブに袖を通し、長い髪はタオルで水気を拭っていく。今は彼がシャワーを浴びているし、何か飲み物でも用意しようかしら。あると言ってもお酒くらいなのだけど。少し前まで仕事の一貫で飲んでいたくらいなのだから…
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